自社もクラウドを持つエンタープライズ企業において、Publicクラウドの利用を推進していくのは容易ではありません。大規模な企業であればあるほど、その障壁は非常に大きなものになります。我々のチームでは、AWSの利用を社内に正しく拡大させて行くにあたって数々の障害や課題を乗り越えて来ました。本セッションでは、社内政治的観点、技術的観点、そしてセキュリテイ担保のための運用管理観点の3つの観点から、我々が実際に歩んできた道のりとその具体的な解決方法を詳しくご紹介します。 このセッションを通じて、エンタープライズ企業におけるクラウド利用推進のためのヒントを得ることができると信じています。
登壇者
大橋 衛
所属: KDDI株式会社 技術統括本部 プラットフォーム開発本部 アジャイル開発センター フレームワークグループ
大学卒業後、12年間にわたり金融・通信・ERP・コンシューマといった様々なWebシステム開発プロジェクトにおいてプログラミング、設計、マネジメントを経験。その後、軸足をアプリケーション側からインフラ側に移し、2013年にAWSと運命的な出会いを果たしたことでクラウドアーキテクトとしての道を歩み始める。複数の案件においてAWSをプラットフォームとしたシステム・アーキテクチャの提案、実装、運用を経験し、2016年1月にKDDIへ入社。現在は主にAWSと自社システムをセキュアかつクラウドネイティブにハイブリッド利用できるようなアーキテクチャを提案する社内コンサルティング業務に従事している。
主な聴講者
- 自社にクラウド導入を考えている情シス部門の方
- AWS利用の社内展開に壁を感じている方
- セキュアなAWSアカウント管理方法に悩んでいる方